静的なものを動的にしていくバランスの中に、好みがある。

少し前に、雑誌でおもろい名前だと思って検索して知った人の曲。


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前情報なしで聞き始めて(曲名も気にせずスタートした)、0:53~あたりから「あれ?」と引っかかって、なるほど「Inspired by "Ikiru" (by Shuntaro Tanikawa)
」だから覚えてたのかとなり、あの曲も思い出したり。


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(脈絡ない話すると)

元々、個人的に惹かれやすいラップと惹かれにくいラップのタイプがある気がする。「ポエトリーラップ」は前者、「ゴリゴリに地元感を押し出す系ラップ」は後者。汗

 

ド田舎中学生で周りは(自分含め)ヤンキーにもなってない芋ばっかだった頃、友達が先輩の影響とかからなのか、アメリカ黒人のゴリゴリラップを聞いていた。ノリについていけるかと借りて聞いてみたもんだが、なんかしっくりこない。

ただ英語をリズムとして聞くだけよりも、少しだけでも歌詞の雰囲気は感じたいと思って軽く見てみると、「経済うんぬん地元うんぬん仲間うちうんぬん」とかかと英語できない自分は表層で判断し、いやーピンとこないと結局離れてしまった。(東京で歌われてるような日本人の軽妙なラップには好きなものもあったけど。)

 

(自分の感受性が狭いという結果に落ち着くが)どうしても文化的背景を細かく感じてないとしっくりこないだろう欧米ラップに比べて、「詩」は抽象的で自分も当てはまりやすい。(自分は特にふわっとしてるので、もろに。笑)

詩単体だと静的すぎる気分もあるけど、ポエトリーラップの曲としてリズム・メロディー・勢い・歌い手個人なんかを盛り込んでもらえると、アガる。

 

なにはともあれ好きな曲。