要は「空っぽな自分」の対極を眺めたい、ということな気がする。

美大生やアーティストに、特に聞いてみたいことを妄想すると、

「この作風に至る根本的なもの(経緯?)って何だと思います?」的なことだと思う。

 

いろんな作品紹介やらインタビューがあると思うけど、自分は良し悪しとか世の中での立ち位置的なことがわかるわけじゃないから、心から純粋に聞けるのがそこらへんかなと。

 

というのもいろんな学生の作品を眺めてみて、「自分ならどんな作品作りたいだろう?」と何度も想像してみるんだけど、そこの核とした部分がいまだに漠然としていてわからないから。。

「商品」ならまだわかりやすい。欲しい機能やら感じてみたい(妄想的?)情緒が何となくあって、それを手に入れられそうなものがあれば買える努力をし、探しても無さそうなら「じゃあ自分がやってみるしかないか」と思えるし、その先に「同じような誰かが欲しがってくれるかな?」とも思える。

でも、「アート的」なものとなると、どうしてもやはり違う感覚がある。

 

そんなだから、自分のモチーフやら作風がガチっと決まっていて、極論「固執・妄執してるんじゃないの?」ぐらいまで感じる作品やら人を見ると、「空っぽな自分」からしたら羨ましさすら感じる。(そういう作品が総じて好きかはまた別問題として)

 

べつに、若い人なら特に、深い事柄がないかもしれないけど、それも踏まえて聞いてみたい。

・ただ描きやすい、褒められやすいモチーフがあって、それの延長。とか

・その時ただ興味があったもの、なだけ。とか

仮にそういう気軽さなものでも、だからこそというか、聞けるものもあるはず。

 

アートとか作品とか、「興味関心があるけど作れていない人」という、数多くいるだろう多勢の1人という立場でなら、素直に聞けることが多いかも。